Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2014年11月7日(金) 「怪我」

3週間ほど前、自転車で思い切り転んだ。もはや足腰がおぼつかないのではないかと自分でも心配になるほどの転び方だった。気持ちよく自転車で出かけた私は、目的地に到着。自転車から降りようとしたとき、久しぶりに履いていた先の長いブーツが引っかかって、横転。ガードレールに頭と顔の横側をぶつけ、両膝を強打。相当痛かったが、恥ずかしさが先行したため、すくっと立ち上がって、何事もなかったかのように歩き始めた。すごいぞ、私!顔も頭も膝も痛むが、涼しげな顔をして用を済ませ、家に帰った。帰って傷を見て驚いた。ズボンを履いていたのに、膝は大きな傷ができ、流血している。両膝とも、アザになることが安易に予測できる打ち身もある。顔に至っては、腫れていないのが不思議なくらい、骨が痛む。情けない・・・。だが、もっと情けないのは、子どもなら3日で治る傷が、3週間たった今でも、完治しないことだ。傷の痛みは消えたが、いまだ心の痛みが消えない。うう。(M)

最近アキレス腱が痛む。特にサッカーをした翌朝、特に月曜日の朝は心の痛さも合わさり、中々の痛さである。階段の上り下りに難儀する。病院で診てもらったところ、炎症を起こしているという。原因は運動による酷使と肥満、座った仕事でふくらはぎの筋肉が収縮し、アキレス腱が引き伸ばされることにあるという。サッカーで元日本代表のダイナモ、北澤豪選手のごとく、旺盛な闘志と豊富な運動量を誇っているがゆえの傷痍だったのか。満身創痍ながらチームを牽引する己の姿に感動しつつ、元ブラジル代表のロナウドは89分休んで1分間仕事をするといわれるよう、私は90分ベンチで休んでいる事実は本稿では排除する。職業柄「動かざること山の如し」ということは当たっており、肥満ということを否定することは私の良心が許さない。アキレス腱も炎症を起こすわけである。痛みを取るためには、硬い割には全く引き締まっていない体を、少しは柔らかく全く引き締まっていない体にすることであるという。今は、毎週1回整形外科に通って、地域のご老人たちに交じって、ストレッチとリハビリを課せられている。「若者」というカテゴリーにまだ属していると思い込んでいたが、ご老人たちと並んでストレッチする姿は、私もとうに人生の曲がり角を曲がったことを雄弁に物語っている。もう、若かりし日は戻ってこない。(HK)

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