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2014年11月21日(金) 「勤労感謝の日」

勤労感謝の日は、働く人に感謝する、いや、家族たちに感謝してもらう日だと思っていた。しかし一向に家族の誰からも感謝されないのでおかしいと思って調べたら、新嘗祭のことだと今回初めて知った。アメリカでいうところの、サンクス・ギビング・デーである。アメリカでは、ターキー(七面鳥)・デーとも言われるほど、家族が集まってターキーを食べる日として知られているが、日本の勤労感謝の日にはお決まりの食べものがない。ハロウィンがイベントとして日本に定着したように、勤労感謝の日もサンクス・ギビングのように、イベントとして何か決まったものを食べて、お祝いするようにしてはどうだろう?昔は五穀の収穫を祝う風習があったらしいが、五穀を白米に混ぜて炊くくらいしか、メニューが浮かばない。そこでまことに勝手ながら、11月23日は「鍋の日」ということにしたいと思う。なぜ、鍋なのか?秋に収穫されたお野菜の収穫を祝うためである。ただ切ってお鍋に入れればいいから、というのが本当の理由であることは、この際、気にしないで頂きたい。(M)

勤労感謝の日は、「勤労を尊び、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としているらしい。法律だから美辞麗句を並べているが、曲解するに、要は傷をなめ合う日である。従って、勤労感謝の日の正しい過ごし方とは、諸人がガード下で安酒をあおりながら、愚痴を言い合うことである。くどくど愚痴を並べる節々に、「ふざけんじゃねえぞ、ばかやろめ」と付け加えると、より愚痴は際立ち、傷をなめあい甲斐も出てくる。日本中の居酒屋は大反響。埋め尽くされた各テーブルで愚痴の花は満開。百家争鳴とはまさにこのことである。居酒屋は忘年会シーズンと並ぶ一大商機を手に入れ、勤労者は愚痴を吐き出すことによって、明日への活力を手に入れる。消費税増税によるGDPマイナス成長を打開するための起爆剤として、正しい勤労感謝の日の過ごし方を国を挙げて提唱すべきである。(HK)

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