itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。
2017年2月17日(金) 「バレンタイン」
これがバレンタインだと言い放ってよこしてきたタコブツを頬張りながらふと思うのである。もし私がチョコ好きなら、どんなにバレンタインデーが待ち遠しかったか。しかるに!幸いなことに小学校時代は「男子たちへ、女子全員から」というような大雑把チョコしかもらったことはなく、中高は男子校であり、そこでチョコをやり取りするほどのダイバーシティは時代が許さなかったし、その気もない。大学時代もきっと2月は長い春休み中だからか、もらう機会がなかった。社会人になってからも不可解なことに義理チョコしかもらったことがない。こうした鬱屈したバレンタインの歴史が、私をして偏屈なチョコレート嫌いならしめた。本命チョコとは錯乱状態の女子が鍋でチョコを溶かしているイメージだが、その姿はイモリだのヤモリだのをグツグツ煮込んでいる魔女のそれと酷似している。ならば、手作りなんてまどろっこしいことせず、ねるねるねるねでも渡せばいいと思う。こんな私であるが、ありがたいことに今年も憐憫の情を持って、会社の方が義理チョコを恵んでくれた。チョコ嫌いとか散々言っときながら、結局はウヘウヘとニヤニヤしながら受け取る醜態さに自己嫌悪である。(HK)
子供のころは、何かあるとプレゼントをもらっていた気がします。お菓子をくれる大人も多いし、クリスマス会にいたっては、サンタさんがくれたり、果てはプレゼント交換をやったりと、プレゼントをもらうことは日常的行事でした。お店にいけばあれがほしい、これがほしい、といろいろだだをこねれるのも今思えばとても楽しかった(買ってもらえないけど)。しかし、大人になった今、アラフォーなどどよばれてしまう今、夫婦では何度も迎えたお互いの誕生日にプレゼントをあげるでもなく、○○記念日もなんとなく言葉を交わすだけ。そんな日々をすごしている中でバレンタインのチョコをもらったときに、ふと気づくと、前に誰かからプレゼントをもらったのも1年前ではないか、いやいや、正月に庭になっているみかんを親がくれたことを思い出す。子供のころも、母親からチョコもらったなー。。。母親からだけ。。。(T)
「新玉ねぎ」とあった。そこには確かに、独占された今週のランキングに割り込んで輝きを放っていた。料理レシピサイトの一週間の検索ランキングからである。前回「春はまだ遠い」などと書くものだから、不意を突かれた。気が付けば梅は咲き、日照時間は伸び、花粉と戦う社員が増えてきた。冬の間ずっと春を待ちわびるのは気が重いのだが、ステルス機のようにいきなり来られても困る。この時期になるとそわそわしていたのも今は昔。蜘蛛の巣の如く張り巡らされたレーダー網をかいくぐって現れるステルス機がいるわけもなく、例年の如く周囲がにわかに盛り上がる様子を見ては、来月財布が緩まないことを思って安堵している。今年にいたっては、チョコはさておき、「君ら、もっと文章は短く面白く」と平素から言うエディターTが一筆書いて下さったことのほうが喜ばしい。皆様、よい週末を(N)