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読字障害について
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アメリカのLD関連サイトから、LDの子供を持つ親のサクセス・ストーリーが掲載されているページをご紹介します。今回は、ご自身もLDを持ちながら子供の頃に受けられなかった対策をお子さんにして成功した母親のお話です。

悪い子というには良すぎるし、良い子というには悪すぎる

−トレイシー・ビンハム・サラーム

私は自分には学習能力に問題があると気付きながら育ってきましたが、誰も私を助ける方法を知る人はおらず、医者ですら、私の問題の原因を特定することは出来ず、私の問題が、「学習障害」と名づけられたものだと分かるのは、私が大人になってからでした。私は現在40代ですが、未だに自分の考えを紙に書いたり、秩序を保つのが苦手です。私の娘、カーリアが最初に学習能力に問題の兆しを見せた時、私は、娘に対して、私が当時、人にして欲しいと思っていたことをしました。

先生方は時間も彼女に必要な情報源もいずれも持っておらず、カーリアは大きな公立学校で悪戦苦闘していました。彼女は書くことに問題があり、帰ってくるとほぼ毎日泣いていました。しかし、娘の通知表は、作文が「平均以下」という評価を受けたのを除いて全てとても成績は良かったのです。私は彼女が良いサービスを受けられるように一生懸命画策し、やがて彼女は私立学校へ転校。そこですくすくと成長しています。彼女の担任の先生は、娘はクラスのリーダーだと言います。毎日泣いていた少女から比べると随分大きな変化です。

現在11歳のカーリアは、コンピューターと1対1指導が完備された小さな教室という適切な学習環境にいるため良くやっています。彼女はキーボードの打ち方を習い、今では1分間あたり40単語を打てるようになりました。これは、「書く」ことが出来ない彼女が自分の考えを書類にする別の手段として役にたっています。

最近、息子のカーリッドの通知表で、彼は聴覚処理障害と計算障害を持つと分かりました。そこで、私達は彼に、静かな部屋でテストをするなどのように、適切な場所を提供することができました。

何人かの先生が私に、同じ境遇の迷える親達に私の電話番号を教えられないものかと訊ねてきた時に、LDに関する情報を用いて他の親や先生を助ける事を始めました。私は学校で、これら中間にいる、「悪い子というには良すぎるし、良い子というには悪すぎる」子供達を助けるに当たって、多くの気乗りしない人を見ています。私は1人1人の親達を歩いて訪ねては、彼らが自分の子供達の得られる手助けのために何が出来るかということについて話しています。いくつかの学校や組織からは両親と教師両方向けに講演依頼を受ける様にもなりました。私の主なアドバイスは、「絶対にあきらめないで」です。LDのために学校で苦しんでいる子供達にも助かる道があるのです。

非常に多くの親達が、自分の子供がLDだということを知らずに、「この子は努力をしてない」などと言うのを耳にします。自分がLDではない親にとっては、自分の子供がクラスのどの子よりも人一倍努力をしているという事をきっと理解できないのかも知れません。多くの子供達が自分の障害を隠すために、クラスのピエロとなったり、乱暴者を演じたりします。悪い態度によって成績の悪さをごまかそうとするのです。

先生達は受け持ちの生徒1人1人に注意を払う必要がありますし、もし生徒が上手くいっていなければ、その原因を解明する必要があります。私は子供達が学習面に問題を示した時すぐに、何故問題を抱えているのかを解明し、彼らが必要とするサービスを受けられる様に出来る限りのことをしました。それは簡単な事ではないかも知れません、しかし学習障害の子供を持つ全ての親達に私が自分の子供達と得たのと同じ成功を得られるようお祈りしています。

参考資料: http://www.aboutld.org/toobad.html

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