学習障害をもつ両親としての役割

子どもに学習障害があるとわかると、ほとんどの両親は不安になり、何ができるのかと心配になります。両親が情報の収集や他の人（両親や先生）とネットワークを広げたり、擁護することで子どもが能力を発揮する手助けとなるのです。ではどのような擁護があるのかティップスを紹介します。

• 法律における権利を知りましょう。

  両親や先生が学習障害児における教育の現状を考える場合、子どもと両親に対して適切なサービスや施設が提供され、また子どもの成績に対して正当な評価を与えるような権利が法律によってサポートされています。

• 学校に関わっていきましょう。

  子どもの先生と定期的、継続的にコミュニケーションを取ることは、学習のプロセスや現状を把握するのにとても重要なことです。

  先生と一緒に子どもを観察していくことを確実にしましょう。それによって両親は、子どもの強みや弱みをより深く知ることができ、また家での行動を先生に伝えることによって、先生は子どもの学校での様子がより理解するのに重要な情報を提供することになるのです。

  学校側とコミュニケーションを創っていくことは、子どもと先生に対して、子どもの教育がたいへん重要であるというメッセージを強めることになります。

• 学校教育の修正と適切なサービス

  あなたの子どもが学習障害を持っているとわかると、いろいろなサポートが提供されます。これらの提供は、平等な機会を与えるということ、そして子どもに対して基準を下げた教育水準で見るのではなく適切な教育の機会を保障するということなのです。

  あなたの子どもが特別なサポートを得られてもそうでなくても、先生にそのことを伝え、クラスの教育内容に修正を加えたり、変えてもらうようにしましょう。特別な設備を依頼するのは子どもの必要性に基づいているということを明確にしましょう。

• 設備の情報は
  1. 文章で書かれている情報（ボード、テキスト、書類）を声に出して読んであげる。
  2. 試験のために特別な時間を設ける（必要に応じて）。
  3. 子どもが自由に質問したり、わからないとき説明を求めたりできるように、先生に提案させる。
  4. もし子どもが書くことが困難であれば、書くような試験の場合は、終了後に、子どもに言葉で表現してもらうようにさせる。
  5. 役に立つのであれば、子どものために授業内容をテープに記録したり、文章の場合はテープに吹き込んであげる。
  6. 宿題の記録を残せて、それに基づき両親と先生がコミュニケーションできるような、システムを子どもに提供する。
• 子どもに耳を傾ける

  子どもが毎朝楽しく学校に行く行かないに関わらず、子どもの学校に対する感情は、学校での体験に伴う困難さ、やさしさ、満足感のレベルに関して、両親にとって価値のある情報を与えます。つまらなさや病気であること（頭痛や胃痛など）のように不満を頻繁に言うときには、問題があることを隠しているのです。

• 学習障害について学ぶ

  学習障害や関連する資料をできるだけ読みましょう。ただし、あなたが仕入れるメディアの情報には気をつけましょう。もし情報が不明確な場合は、発信元を明らかにしましょう。

• サポートを探す

  情報やガイダンス、サポートは、学習障害に関する機関や組織、両親達のネットワークを通して得ることができます。文部科学省や法律や条例に基づいた教育に関する資料にアクセスするといいでしょう。擁護している機関、サポートしている団体は、子どもの権利を擁護し、リソースを引き出すことができるでしょう。

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