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読字障害について
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感覚統合(Sensory Integration)と学習障害

今回は「感覚統合療法」(Sensory Integration)をご紹介しましょう。

感覚統合療法(Sensory Integration Approach )は、作業療法と教育心理学の博士号を持つアメリカの女性、ジーン・エアーズ(1920〜88)が学習障害児のための治療・訓練法として体系化したものです。簡単に説明をしましょう。

  1. 感覚統合とは?

    脳は、神経を通して外界や体内からの様々な感覚情報をひとつに統合します。たとえば「黒板をノートに書き写す」という動作を行っているとき、黒板からノートの書き込む個所に目をおとす(前庭感覚)、鉛筆を握る(触覚)、鉛筆を動かす(固有受容覚)…。というようにひとつの動作でも、様々な感覚刺激が子供の脳に入力されます。入力された感覚刺激を、目的に応じて処理したり、組織立てたりすることを感覚統合といいます。

  2. 感覚統合障害が起きると?

    出力すること(意図する行動反応、運動や言葉を発するなど)が困難になります。たとえば「黒板をノートに書き写す」ことができない子供には以下の感覚障害が考えられます。

    1. 触る感覚:触覚
    2. 動きの感覚:前庭感覚(前庭感覚は、頭の位置やその動きを感じ取り、その変化に対応できるような自動的な体や目の動きを生じさせます。)
      例)
      ・ 黒板を見た後ノートの書き込む個所に視線を戻すことが困難。
      ・ サッカーボールを蹴るために片足を上げることが困難。
    3. 体の位置の感覚:固有受容覚(体の各部がどんな位置にあるかということを教えてくれるものです。)手足を動かす時に、その部分を見ていなくても思いのままに動かすことが出来るのはこの感覚が働いているのです。
       
  3. 感覚統合療法とは?

    感覚統合障害を学習障害の原因として捉えており,感覚統合を強化することで学習能力を向上することができるとする療法です。この療法では、いろいろな体の動きを通して、感覚刺激に対して適切に反応する力を養う活動を行います。これには触覚・前庭感覚・固有受容覚の刺激を伴う活動や、子供の発達上の必要な身体の動きを含む活動などもあります。

重要なのは、子供にどう反応・運動するかを教えたり練習させるのではなく、本人なりの目的や楽しみを得るために活動させてあげることなのだとエアーズは言います。遊びを通して、子供たちひとりひとりに必要な感覚刺激を適切に提供し、その感覚情報をもとにうまく自分の行動を調整できるようになることを目標としているのです。子どもたちは感覚刺激に対する適切な反応を促され、自分の体をうまく使っていく能力を獲得していくのです。

少し難しくなりましたが、このHPでは家庭で出来る感覚統合風「ホームプログラム」が紹介されています。日常生活の中で楽しみながら感覚統合を刺激してみるのもいいかもしれませんね。

ホームプログラム

  • いろいろな所に遊びに行こう!(感覚統合的レジャーのいろいろ)
  • 身近にあるものを使って(いろいろな素材をつかった遊び)
  • お口の遊び
  • 普段の生活の中でできること
  • 楽しく遊ぶためのポイント

詳しくはこちらをご覧ください。

読字障害のチェックリストはこちら

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