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読字障害について
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音読で脳力が育つ

音読をすることで、脳力が育つのをご存知ですか?東北大学の研究グループが去年、発表した研究結果によると「単純計算と音読の繰り返しで脳が活性化する」ことがわかりました。

同グループは前年10月から高齢者施設の70〜98歳の入所者約40人に、小学校低レベルの足し算と引き算、そして音読を1日計20分間やってもらいました。痴呆の有無、実施頻度で4組に分け、3カ月後と半年後の状態を比較しました。

その結果、反射神経や言語能力などを調べる前頭葉機能検査(18点満点)は、週5回以上実施した組の非痴呆者の数値が8.0から半年後には9.9に、痴呆者は5.5から7.2に改善されるという結果が出たのです。週2回以下、3カ月以下の実施でも効果が見られ、全体的に高齢者の笑顔が増え、家族らとのコミュニケーションもよくなる傾向もあったということです。

この川島教授は「記憶やコミュニケーションをつかさどる脳の前頭前野は、読み書き計算の基礎的な学習で最も活性化される。筋肉を鍛えるのと同様に脳も適切に使えば活性化する」と指摘しています。この実験は高齢者を対象に行われましたが、学習障害児の脳の活性化にも音読が効果があると考えられるのではないでしょうか。

この「音読脳」は「AERA」3月6日号でも特集されていました。興味のある記事や物語を選んで音読することで、脳の活性化を目指しませんか。

川島教授は「朝刊10分の音読で脳力が育つ」という本も出版されています。

本の購入はこちらをご覧ください。

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