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読字障害について
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アメリカ メトロポリタン美術館でのプログラム

欧米の美術館ではマイノリティの人たちに対してさまざまな取り組みが実施されています。その中でも学習障害児たちのための教育プログラムを実施しているメトロポリタン美術館をご紹介しましょう。

メトロポリタン美術館はニューヨークにある世界三大美術館と多くの人に愛されてきました。そのメトロポリタン美術館が行っているプログラムのひとつが「Discoveries」(発見)です。「Discoveries」は発達障害や学習障害などを含む正常な発達が損なわれた状態の総称することばとして博物館や美術館などでよく使われています。このプログラムは毎週日曜日に行われ、2時間をかけ「墓と寺院と宝物」や「武器と武具」といったものを観て周ります。

もうひとつは「Make Yourself at Home 」(くつろいでください)というプログラムで、昔の人々の暮らしを見てみようというテーマで行われています。

両プログラムとも1回につき3〜5家族が参加しています。通常のツアーと異なりガイドは質問することで、なるべく子どもたちに見たものについて喋らせようとします。例えば色や形といった子どもたちが正しく答えられるようなこと、また展示物をよく観察して答えてもらうような質問をするのです。「他に赤いものはどれ?他に丸いものはどれ?」など、絵の中で似たもの、関連するものを探させたりもします。個人差はあるものの、子どもたちは美術に反応し、関心を示すといいます。ある時代を再現した部屋では、ただ絵を見るのと違い、子どもたちが実際にその中に入るため効果が高いといわれています。

このプログラムは1985年に始められ、今年で18年になります。アメリカではメトロポリタンのほかにもボストン美術館や、フィラデルフィア美術館など学習障害や発達障害をもつ子どもたちのためにさまざまなプログラムが実施されています。

メトロポリタン美術館HP内のプログラムについての説明はこちらをご覧ください。

読字障害のチェックリストはこちら

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