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コミュニケーションQ&A
バックナンバー No.1-20 No.21-40 No.41-60 No.61-80 No.81-100 No.101-120

毎週、コミュニケーションラボラトリーの中の Q&A から抜粋してご紹介します。

Q

話すことに苦手意識があります。人の話を聞くのは大好きです。でも、いつも聞き役に回っているので、周りもわたしのことを「聞いてくれる人」と思っていて、自分が話したい時には、よくわたしのところにやってきます。わたしも時には自分のことも聞いてもらいたいなぁ、と思うのですが、何から始めたら良いのでしょうか? 心がけることなどを教えてください。

A

すごくおもしろいのは、自分で質問しておいて、ちゃんと答えていますよね? 「わたしも時には自分のことも聞いてもらいたいなぁ、と思うのですが」。って、そう言えばいいんですよ。相手が話している時に、「わたしもたまには、わたしの話聞いて欲しいなって思うんですけど」って言うんです。これで全部です。シンプルでしょ? リクエストする、要求するんです。すると「あぁなんだ、そうだったの? 話してよ」ってことになります。

つまり、不平不満やフラストレーションが起こるのは、人に、〜して欲しい、とか、〜してください、が言えないためなんです。不平不満は、要求できない人たちの一つの表現方法として表れるわけです。不平不満が起こる時、その背景には要求があるわけですね。だから、不平不満を減らしたいんだったら要求していくんです。

ところが要求すると、例えばAさんがBさんに「付き合おうよ」と要求すると、答えがNoになる確率は99%以上ですね。「付き合おうよ」。「No!」と言われるに決まってるんです。つまりこうです、人生はNoから、断られたところから始まるんです。本当にそうですよ。やがて人間が成長して、自分の中で誤解がどんどん大きくなると、相手のNoがYesに聞こえるようになる時が来ますから。(笑い) こうなると、楽天的になった、と。僕が目指してるのはそれですね。相手が「嫌だ」って言うと、あ、嬉しがってる、って。


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