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コミュニケーションQ&A
バックナンバー No.1-20 No.21-40 No.41-60 No.61-80 No.81-100 No.101-120

毎週、コミュニケーションラボラトリーの中の Q&A から抜粋してご紹介します。

Q

わたしは、馬の調教や管理などを職業としています。馬とコミュニケーションを取るとき、一番に直感を大切にします。次に観察です。ある意味、自分本意の解釈になってしまうことがあります。人間同士の会話のときそうならないために気をつけるポイントをいくつか教えてください。

A

コーチの勉強では、非常に細かい観察の方法を学びます。でも最後は、あなたがどう感じるかが大事なんです。頭で「こうしゃべろう」なんて思っているのでは間に合わない。最終的には、フィーリングが大事。

例えば講演というのは、ある程度用意したことをしゃべる。でも実を言うと今日は、用意したことは何も話さなかった。話そうと思っていたことはいくつかありますけれど、皆さんを見ていて、いくつか話して、全員ではないけれど「ああ、こういうことに興味のある人がいるんだな」とか「こういうところでは嫌な顔をするんだな」とか、いろいろ見えるわけです。そして、それに相対しながらインタラクティブにコミュニケーションを作っていく。大事なのは直感です。直感にどのくらい信頼が置けるかということが、会話の中で何より重要なんです。

過去のデータベースからどんどん情報を引いてきて、未来を予測しながら今という状況に対応していく。会話をすることが、いかに脳を刺激するかわかりますか? 年を取ってから胡桃くりくりやってもダメなんです。年を取ったら会話を続けていかないと、脳は退化してしまいます。だからしゃべる相手が欲しい。仲間が欲しい。脳を鍛えたいから。

僕らは、何回も言いますけれど生存確率を上げたいんです。最終的には、生き延びるために脳を鍛えていたい。脳をどんどん大きくしたい。それは何によってなされるかというと、唯一、会話です。算数の計算問題や図形問題を解くより、周りにわからんちんの一人か二人いるほうがずっといいんです。あなたの周りに、わけのわかんない人、いるでしょう? この人何でいるんだろう、こいつがいなきゃ会社はもっと楽しいのになっていう人。そういう人の存在は、脳に刺激を与えます。だから、あなたにとっては苦痛でも、あなたの子孫にとってはいいんです。脳が発達して、次の世代は脳が大きくなります。そういう意味では価値があるかもしれない。

僕は、子どもが生まれたときは感動しました。生まれたと聞いたときも感動したし、初めて見たときも感動したし、今朝起きるときも、やっぱり見て感動します。そこにいるんだな、この子がいるんだなと思うと感動する。人は、何かすると価値があると思っていますけど、本当はいるだけで価値があるんです。会話は、そこに人と一緒にいて、あぁこの人はそこにいるんだな、いることに価値があるんだな、ということを思い出す唯一のステージです。会話というものは、交わされている言葉だけではなくて、そこに集って、いるねっていう感じが最初にあるんだろうと思います。


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