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2005年10月25日

私からあなたへ

コミュニケーションを交わすときに、
私からあなたへ発信するのはあまりうまくいきません。

「私とあなた」の関係は、やはり二極化を生むからでしょう。

上/下 
勝ち/負け 
正しい/間違っている 
損/得

それは、なかなか避けようのない人間の反応なのでしょう。
 
だから、コミュニケーションを交わすときには、
「私からあなた」へ向けるのではなく、
「私たちのひとりから、私たちのひとり」へ向けてコミュニケートする。
 
私たちの身体の中の細胞と細胞の間でのコミュニケーションは
きっとそのようなものだと想像します。

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2005年10月17日

土曜日は講演会

土曜日には、中学校の保護者のみなさんや地域の人たちに向けた講演会で
お話をさせていただきました。
みなさん、とても熱心に聴いてくださり、こちらもつい熱が入りました。
 
古今亭志ん生さんに
「話下手、聞き上手に助けられ」という言葉がありますが、
本当にそうです。

話を聴いてくれている人たちの表情に一喜一憂しながら 
しゃべっているわけです。

いろいろな表情の人がいて、
人が話しているときに、すぐに眉にしわを寄せる人とか、
何かというと首をかしげて、もの言いたげな表情をされると、
本当にエネルギーが下がります。
もちろんご事情は聞いていませんから、こちらの勝手な解釈なのですが、
 
そこにいくと、その中学での講演はよかったです。
美しいお母さんたちの生き生きとした反応。
何か私の話していることが役に立っているのではないかと思わせる表情。

それに、毎回、講演のときには来てくれる私のアシスタントも 
目をキラキラさせて聴いてくれている。

俄然、やる気になります。
 
こうしてみると、人の目や、人のしぐさに影響され、
一喜一憂しながら生きているんですね、私の場合は。

そういうものは、もはや気にならない、
なんていう人は、うらやましいですね。

もちろん、そうはなりたくないけどね。

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2005年10月13日

ペパーミントのリキュールとバニラアイス

中学生の頃に住んでいた家の近くに、レストランがありました。
たぶん「アラスカ」という名前だったと思います。

そこで初めて、ペパーミント・リキュールがかけてある\nバニラアイスに出会いました。
口に入れると、ペパーミントの味が広がって、
その後、アイスクリームの冷たさと、バニラの香り。

なんだか懐かしいような気がして、何か思い出しそうな気がして、
また、口に入れるのでした。

初めてなのに懐かしい。

そういう感じです。

そういえば、大学1年生のときに、
新宿の中華料理屋さんで初めて杏仁豆腐を食べました。

その頃、ピアノを弾いたり、ギターを弾いていて、
多分その店のオーナーが連れて行ってくれたのだと思います。

「伊藤くん、これ、おいしいよ」

と言って、勧めてくれました。

それで、スプーンで口に入れてみると、
その香りと冷たさ。

それがすごく懐かしくて、初めてなのに懐かしくて、、、。

その後も、あの懐かしさを求めて、
ペパーミントアイスや杏仁豆腐を口にするのですが、
あの懐かしさはありません。


昨日、ペパーミント・リキュールをかけたアイスを食べました。
それで、懐かしいと感じた、そのことを思い出しました。

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2005年10月11日

誕生日

誕生日はとても楽しかった。

パーティーの後、二次会にも行って、
お店の人に追い出されるまで喋っていました。

私の父は向島の生まれなのですが、
私の友だちに、たまたま父と同じ小学校を卒業した人がいます。

彼には5歳になる娘がいます。
あるとき店に入ったら、店員さんがちょっとそっけなく言いました。

「いらっしゃいませ〜」

すると、5歳のその娘が、

「いらっしゃいませ〜、じゃねーだろう。ばかやろう」

・・・。


また、その友だちが、朝、仕事に出かけるとき、

「行ってきます」

すると、娘。

「早く帰ってこいよ。ばかやろう」

・・・。
 

「どうして、あんな口きくんでしょうね」
「お前がそういう口をきいているからだよ」
「やっぱり」
 
ふと、横を見ると、
息子とその母親が、意味ありげな顔をしてうなずくのでした。
 
ふんだ!

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2005年10月06日

もしもウサギにコーチがいたら

今、「もしもウサギにコーチがいたら」の図解版の
最終チェックをしています。

「もしウサ」は、僕が一番最初に書いたコーチの本です。
イラストは村田伊吹さんが描いてくれました。

イラストの絵は、きっと私がモデルなのだと思います。
よく、「似ている」と言われます。

「もしウサ」の中には、大好きなフレーズがいくつもあります。
大抵は、ウサギが言う一言なのですが、今見見返しても笑ってしまいます。
今回は、また新しいものを書き下ろしました。
それも気に入っています。

「もしウサ」を読んで、
特にコーチがうまくなるとも思いませんが、
コーチが気楽になれるかもしれないと思います。

または、クライアントが、
コーチを大目に見るようになることも期待しています。

「図解 もしもウサギにコーチがいたら」は、10月15日過ぎに、
書店に並ぶと思います。
 

ところで、「ウサギのモデルは誰だ?」とよく聞かれますが、
それは、言わない約束なのです。

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