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2005年07月29日

今日から合宿

毎年7月の後半になると、スタッフ全員で合宿をします。

合宿では、朝から晩まで遊んでいる。
本当に朝から晩まで遊ぶ、
ソフトボール、水泳、綱引き、バレーボール。

一度、ドッヂボールもやったんですけど、
あまりにも激しくて、危ないから止めました。

夜もパーティーをやって、その後もずーっと喋っている。
 
どんな仕事をするかも大事だけれど、
誰と仕事をしているかは、私にとって、もっと大事です。

素敵な人と一緒に仕事をしていると、
私はそのことで、ときどき感動しています。

エルトン・ジョンの Your Song の歌詞の中のフレーズ

How wonderful life is while you're in the world...


これってラブソングでもあるけど、誰にでも言いたい言葉でもあります。

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2005年07月22日

双葉山

がんばれ双葉山
双葉山、勝てよ
いや、これは正しくない。当時を知る人々によると、
「双葉山に勝たせてやりたい」
という祈るような気持ちで応援していたという。

いつ終わるとも知れない日中戦争の泥沼において、
双葉山が勝ち続ける限り、自分の父が、夫が、息子が
生き続けられる――― と思うしかない、
悲しい庶民の知恵だったのではないだろうか。
 
だが、いかに大横綱であれ、いつかは負ける日がくる。
あしかけ4年にわたる連勝に、終止符が打たれたのは
昭和14年1月場所4日目。

         -------------- 『「超」日本史』より

双葉山の69連勝には、そういう思いがあったんですね。

もうすぐ終戦記念日がやってきます。

私の生まれる6年前に敗戦を迎え、
それから夢中になって戦後を駆け抜けて、ずいぶん時間が経ちました。
「もはや戦後ではない」とメディアが言ったけど、
それでもやっぱり、戦争は深い傷になって残っているのだと思います。
ここに来て、そんな気がします。

私の母は、15歳で父親を亡くしました。
父をサイパン旅行に誘ったことがあります。
でも、「従兄弟が戦死したところだから行かない」と言いました。

ハワイには、喜んで行きましたけどね、やっぱり。

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2005年07月18日

スターウォーズ

「エピソード3」を観に行きました。
全部観るのに25年もかかってしまいました。
アメリカでは、ダースベーダーやアナキンの衣装を着て
初日に出かける人たちがいますが、
あれを見ると、お祭りを思い出します。
 
お祭りって、どうしてあの頃あんなに楽しかったのか、
最近、不思議なんです。

学校なんかも半ドンになったりして、
みんな、なんとなくそわそわして、
お赤飯を炊いたり、おはぎを作ったり、
特に神社の氏子でもないのですが、お参りに行って、
帰りに、お面や吹き矢、金魚、綿飴を買う。
もちろん、それも嬉しいのです。

が、どうもそれだけでもない。
 
やっぱりですね、
おとなが嬉しそうだったり、はしゃいでいたり、
いそいそしたりしているのが、なんだかよかったですね。
妙に寛容。

お正月とお盆もそうでしたね。
おとなが機嫌がよくて、子どもに寛大で、
外のおとなもそんな感じがしましたね。
 
お祭りはそういうものでした。
 
スターウォーズは、「これでもか」という感じで、
なかなか面白かったです。
 

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2005年07月15日

孤独は早死にのリスクを4倍に

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スウェーデンでは、29歳から74歳までの
1万7000人あまりの男女を6年間、追跡調査した。
この間、最も孤独だった者は早死にするリスクが高かった。
年齢と性別、年齢と教育水準、年齢と雇用上の地位、
年齢と移民かどうか、年齢と喫煙、年齢と運動の習慣、
年齢とインタビュー時の慢性病などの要因を調整後も、
結果は変わらなかった。
 
それから、スウェーデンに住む高齢者の調査では、
感情的なサポートが少ない者や一人暮らしをしている者は、
病気に影響する他の要因の調整後も、
早すぎる死を迎える率が2倍以上にのぼった。
 
 
『LOVE & SURVIVAL』
ディーン・オーニッシュ   

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人づきあいは面倒だけれど、
それを面倒くさがるようだと、早死にすることになるんでしょうかね?


今日、人の紹介でお会いした方がいます。
私よりずいぶん年齢は上の方ですが、1時間半、会話が弾みました。
その方は、興味の範囲も広く、私のやっていることにも関心を寄せてくれます。
また、質問も具体的で、最初から終わりまで、さわやかな体験でした。
 

いくつになっても、人と会って、
人に関心を寄せられるようでいたいなーと思ったのでした。

Posted by itohco at 23:17 | トラックバック

2005年07月13日

コーチング・フォーラム2

パネルディスカッションでは、私のすぐ左に指揮者の岩城さん。

ずいぶん前の『題名のない音楽会』に、
指揮者はどんな楽器が弾けるかというテーマで、
岩城さんが出演されていました。

他にも数人の指揮者が出演されていて、
それぞれが自分の得意な楽器を演奏するという内容だったのですが、
岩城さんの番になったら、なんと彼はスキーの手袋をして出てきて、
おもむろにピアノの前に座り、手袋をした手で
バンバンとピアノの鍵盤をたたき出したのでした。

当時、『題名のない音楽会』の司会者は黛敏郎さんでしたが、
マイクを胸の前に持った彼が、
ピアノを弾いている岩城さんのところへ近づいて、

「楽器の弾けない指揮者もいるのです」

と、岩城さんを紹介しました。
 
とても印象に残った番組でした。

それ以来、岩城さんが指揮をしているとき、
私にはいつも、スキー用の手袋が見えていました。
 

さて、パネルディスカッションの中で、
岩城さんはおっしゃっていました。

「どんなにいい演奏ができたと思っても、
2ヶ月、3ヵ月後に、『あのとき、、、、』と
いろいろ考えてしまうことがあるんですよ」

  
私はそれを聞いて、ちょっとホッとしました。

私も、セミナーや講演の後、
あまり楽しくない自分を感じることがよくあります。
これまで「そういうことではいけない」と思っていたのですが、
ちょっとは自己嫌悪もいいのか〜、なんて思ったのでした。

Posted by itohco at 16:02 | トラックバック

2005年07月10日

コーチング・フォーラム1

昨日は、六本木ヒルズで午後1時から、
『個性をコーチする』というタイトルでフォーラムを開催しました。

指揮者の岩城宏之さん、演出家の宮本亜門さん、
サッカーの井原正巳さん、日産自動車から西澤正明さん、
そして私の5人で、パネルディスカッションを行いました。
 
それぞれが個性的ですばらしい人たちで、
話したいことはたくさんあるのですが、
一番はなんといっても、
自分はさておいて、この会を素敵なものにしようとする彼らのプロ魂。

CSなんて言葉はたくさん聞いたことがありますが、
そんなものは、まるで陳腐なわけで、
ステージの上の全員が、
来ている人を満足させようとする、そのあり方。
 
実は私は、今日になってとても感動しています。
それから、自分のことが、これまで以上に好きになりました。

Posted by itohco at 22:18 | トラックバック

2005年07月08日

イミューン・ドリップ

今日は夕方に、お友だちとそろって「三番町ごきげんクリニック」で、
イミューン・ドリップ(Immune Drip:高濃度ビタミン療法)を受けます。

その他に、CoQ10やビタミンB12の点滴、そしてEDTA、
それから、自分に合ったサプリメント。
 
 物忘れ、
 身体がかたくなる、
 脈拍が早くなる、
 ものごとに対する興味が薄れる、
 基礎代謝の低下、
 眠りが浅い、
 朝早く目覚める、
 夜中に目が覚める、
 7時間、8時間とまとめて寝ることができない、
 身体のバランスが取れなくなる、
 物につまづくときがある、
 肥満気味、
 免疫の低下、
  etc.
 
これらは、すべて aging(加齢)に関係しています。
どれも「年を取れば当然」と思われていたことです。

でも、いまや加齢に対して手をこまねくのではなく、
加齢を止めて、むしろ若返ることも可能です。
それは単に精神的なことではなく、肉体的にも可能なのです。

年をとるとはどういうことかについての研究が進んでいます。
基礎代謝の低下、フリーラジカルなどなど。

午前中に水を飲むこと、有酸素運動、
運動後に身体の酸化を抑えるサプリメントを取るなど、
やれることはたくさんあります。

Anti-Aging に取り組んで、いくつか具体的な効果があります。
血圧の低下、血管年齢が若返る、免疫力が上がる。

しかし何よりも違うのは、私の場合「意欲」です。
意欲が上がることで動くようになります。
ものごとが億劫では無くなります。
運動すること、外へ出かけること、人と会うこと、新しい領域への挑戦。
 
AntiーAging の効果は身体にも表れますが、
やはり、私の場合、行動面の変化が多いようです。

他の人にこの話をしたら、

「伊藤さん、落ち着きないから」だとっ!

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2005年07月05日

あるがまの自分と向き合う

フェルデンクライスの言葉に

『人間は、いつかどこかで、あるがままの自分でいて、
 その自分の価値に気づく必要がある』

というものがあります。
 
あるがままの自分に出会う機会がなければ、
自分の価値に気づくこともないわけです。

では、あるがままの自分に出会うためには何ができるのか?

それはとっても簡単です。

「何もしない。何もしないということもしない」

私の場合、そういうことができない。
だから、あるがままの自分になかなか出会えない。

でも、いい先生や、いい友だちに恵まれれば、
こっちが好き勝手にやっているとき、ふいに、
自分と向き合う機会をもたらしてくれる。

決してそれは心地よいものではないのですが、
でも、とまって、自分と向き合う機会にはなります。

だから、私は自分と向き合うためには、自分では何もしない。

今の仕事をして、遊んで、話して、聞いて、
少しメディテーションをして、スカッシュをやる。
それで、、、
 
あるがまま。

ナスがパパ、キュウリがママ。
 

Posted by itohco at 17:14 | トラックバック

2005年07月04日

ありのままの自分を受け入れたとき

ありのままの自分を受け入れたとき、
はじめて自分を変えることができるとは、
なんと興味深いパラドックスなのだろう。

                 カール・ロジャース
                 米国心理学者 1902−1987年
                 
------------
                 
カール・ロジャースは、エンカウンターグループの生みの親であり、
グループカウンセリングの第一人者でした。
人が変わるということについて、
彼は「変えるのではなく、今あるがままの自分を受け入れる」という、
ちょっと理解しにくい表現をしました。

これまで、自分を変えるということは、
「自分を意図的に変化させる」という意味で理解されてきました。
ですから、自分を変えたいと思っている人たち、
または、今、なにがしらかの苦痛を感じている人たちは、
とにかく自分を変える方法を知りたかった。

それに対するロジャースの答えは、
いますぐ自分を変えたい、変える必要があると思っている人たちには、
まどろっこしい、禅問答のように聞こえたかもしれません。
 
ロジャースの真意を私は知りません。
でも、「自分探し」とか「自分を好きになる」などのセリフを目にしたり、
耳にしたりするたびに思います。

やっぱり、「今あるがままの自分と向き合う」、
そういう機会がどこかにあればいいと。

頭の中で思っている自分ではなく、
現実の(?)あるがままの自分と向き合って、
何かそこに、気づきや発見があったときだけ、
意識して変えようとしなくても、必要な分だけ、
変わっていけるのだと思います。

いずれにしても、
自分を変えるのは「意識、無意識」でいえば、
当然、無意識なわけですから、
無意識、つまり、心の深いところで納得し、了解しない限り、
人は変わる必要など感じません。
それ以外は、変わろうとする「ポーズ」なんですね。
 
「ポーズ」でもいいんですけど、
「ポーズ」をとっている間は、
結局、あるがままの自分と向き合う機会を失うわけです。
 
ずいぶん前に、こういう話をしたら、
「あなたはロジャリアンですね」などと
レッテルを貼られたことがあります。
 
私はロジャリアンでも、ベジタリアンでもありません。
多少、偏食の傾向はありますが。

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