« 2006年02月28日 | メイン | 2006年03月03日 »
2006年03月01日
そもそもコミュニケーションなんて
私たちは、コミュニケーションを交わしていることになっています。
しかし、コミュニケーションが交わされていないという前提に立つと
いろいろと見えてくるものもあります。
コミュニケーションと、会話は違います。
コミュニケーションの目的と、会話の目的は違うからです。
コミュニケーションは、それを交わす相手に
「要求」していますが、会話にそれはありません。
「もっとコミュニケーションが必要だ」とか、
「もっと効果的なコミュニケーション」、
こういうのは、前提が違う。
だいたい、コミュニケーションなんて交わしたら、
それはのっぴきならない状態になる。
または、予想もつかないことが起こってしまう。
毎日平和なルーティーンを繰り返しているところに、
要求を突きつけられたり、質問されたり、
知りたくもない情報を送られたり、提案されたり、
だいたい、コミュニケーションなんて交わしてしまったら、
とにかく何か行動を起こさずにはいられなくなる。
私たちが求めているのは、昨日と同じ今日ですから。
とくに権力者はコミュニケーションなんて交わしたくない。
立場があやうくなるから。
ソクラテスなんて、ギリシャにだけいればいいわけです。
こうして、よくよく見れば、
コミュニケーションなんて、
およそ周囲に見当たらないことに気がつきます。
会話はありますよ。
でも、コミュニケーションはどうかわからない。
言えるのは、コミュニケーションなんて交わしたら
危ないということです。
でも、コミュニケーションを交わさなければ、
何も新しいことなんて起こらないということです。
新しいコミュニケーションのなんとかかんとか。
そんなものはない。
コミュニケーションは、ただ、あるか、ないかだけなのです。


