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2008年03月04日

「3分間コーチング」から「3分間コーチ」へ

「3分間コーチング」から「3分間コーチ」へ
本のタイトルが変わります。

3分間コーチカバーフレーム付き.jpg


企業のマネジャーは、仕事の中でコーチングだけではなく、
ティーチングもファシリテーションもします。
「コーチ型マネジャー」は特に部下を育成する時に、
コーチとして、そのスキルを用いてコーチングをしています。
マネジャーがさまざまな役割を担う中で、
「コーチ型マネジャー」として、部下の育成や業務進行に伴う
コーチングを行うという意味を込めて、
「3分間コーチ」というタイトルにシフトしました。

「3分間コーチ」はコーチングの内容だけではなく、
コーチとしてのあり方について多く触れています。
そこで、「3分間コーチング」から「3分間コーチ」へと
シフトすることになったわけです。
本のデザインその他はそのままです。
内容も同じです。是非ご一読ください。

「3分間コーチ」は、どのようにコーチするかよりも、
どの場面でコーチするかにフォーカスをあてています。
また、場面とタイミングをつかむことを優先させる
「コーチ型マネジャー」のありかたや役割について
ふれています。
特に変化するときや、変化をもとめられているときに、
部下はコーチを必要としていることが
リサーチによって分かりました。
 

先日NYで、デービッド・ロック氏(コーチ)と話していたら、 
企業で働く社員のうちの20〜30%は、変化を好み、
野心的に物事に取り組むタイプである。
また、別の20〜30%は、変化を自分の仕事に対する
脅威以外の何物でもないと見なすタイプであり、
何が何でも抵抗しようという面を持っているそうだ。
残りの40〜60%はいわゆる懐疑派であり、
変化にある程度の正当性を感じてはいるものの、
個人的にメリットがあるとまでは考えていないという。

マネジメントを成功させるためには、
この40〜60%の懐疑派を
どう説得するかがカギになると彼はいいます。
その一つとして学習をあげています。
学習は変化への抵抗感を弱める。
弱めるどころか、学習することで、
変化を自分にとって“不快なこと”から
“価値あること”へと転換させることもできる可能性がある。

また、学習環境を整えるうえでは、
社員が新しいやり方に不快感を示したり、
戸惑ったりした場合にも、
決してしかったり、恥ずかしい思いをさせたりしてはならない。

「コーチ型マネジャー」にとって、部下に学習の機会を与えることが
役割の1つになっているのだと思います。

Posted by itohco at 11:49

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