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2005年06月22日

疑うこと、信じること

疑うことは、誰にでも備わった能力です。
「疑う」の語源は、数字の「弐」で、 
右か左か、正しいか間違っているか、
このように二極化して、物事をとらえることを意味します。

なんでも、とりあえず疑っておけば、安全は守られるわけです。
 
信じる。これは練習をして身に着けることのできる能力です。
疑うことは、誰にでもできます。でも信じるのは難しい。

携帯電話を持つようになると、
誰かと待ち合わせをしていて、ちょっとでも遅れると、
お互いに電話して安心させあう。
これだと、信じる力は育たない。

「来る」のを待つ。その間のさまざまな思い、感情。
それらを経験することなく、信じる力など育たないのです。

「待つ」。
その間の「もしかしたら」「もし」との葛藤を通して、信じる力は養われます。
 
その信じる力は、真の楽観性にもつながっているように思います。

Posted by itohco at 23:19

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久しぶりの伊藤守さんblogからトラバです 疑うことは容易く信じることは難しい・・・ そうなんですよね 疑うことは本当に容易です ?を一個つけれ... [続きを読む]

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