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2005年05月31日

とりあえず、石を投げる

目標がなければコーチングは始まりません。
しかし、自分で目標を設定するという習慣がないために、
目標を設定するのが困難な場合もあります。

幼稚園から大学まで、受験も含め、
常に外側に目標のセットされた環境に育ってきて、
いきなり「目標」と言われても、目標や目標設定というものに実感が持てません。
また、目標と改めて問われると、ずいぶん大きなものをイメージしてしまったり、
自分の立てた目標は、本当に自分の目標として適切かどうか迷ってしまう。
それから、目的と目標の違いが見えない。

そういうときは、とりあえず石を投げる。
どこへ向けてでもいいので石を投げる。

つまり、その日のうちにやることを、なんでもいいから決める。
それはどんなことでもいいのです。

1時間後、5分後でもいいです。

どこかへ行く。
何かを終わらせる。
自分を成長させる。
関係を築く。

なんでもいいから目標を決めて、それに向けて行動を起こす。
それも今すぐに。

目標は何かを考えるのではなく、
どれかひとつを選んで、それをやってしまう。

石を投げる。その結果生じることが、また次の目標につながり、
やがては、目的を明らかにします。

それはまるで、コップの中に沈殿していた、
さまざまなものをかき回すのにも似ています。
動かしてみて初めて、自分の内側あるものを見ることができます。
沈殿しているものをシェークする。何かを起こす。
それ以前に何を話しても、堂々巡りを繰り返します。

まず、石を投げる。


そういえば、子どもの頃、
石を投げて、隣の家の窓ガラスを割ったことを思い出しました。
いつ発覚するかと脅えていましたが、
私が高校生の頃には、家ごとなくなりました。

「なんだ、はやく言ってくれればいいのに」

Posted by itohco at 23:49

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