« 時差ぼけ | メイン | カンファレンス »

2006年09月14日

『若返る人』

今日は、『若返る人』の著者である、ハリー・ロッジ氏に会いました。

彼のオフィスからはプラザホテルが見えて、
ほんの少し、セントラルパークも見えます。

彼は、『若返る人』の中で、
人が健康で生きていくためにできることとして、
次の3つのことを言っています。
 

1. エクササイズ

心拍数を、毎日(220−年齢)× 0.7〜0.8 に上げる。
  
私は質問しました

「いつになったらやめていいんですか?」

「死んだ次の日」

「つまり始めたら、終わらないわけですね」

「そう」
 
 

2.エモーショナル
 
心理的、精神的に安定していること。

人が病気になる理由の一つに「孤立」があります。
孤立してしまうことが、精神的、心理的な一番の問題であり、
その程度によってさまざまな症状が現れるわけです。
やはり、いかに関係を築くか、
そのあり方とスキルが求められるわけです。

仕事を続けること、社会に貢献するための団体に所属すること、
家族とのいい関係をつくること。

すべて成り行きではなく、自分で創り出すものなのでしょう。
 


3.栄養
 
これは特に目新しくありません。
 
でも、そこからいろいろお話は発展したのです。

「食事を制限するのはなかなか難しい。
それに、間違った制限をして、栄養上の問題を起こす場合もある」とロッジ。

「運動をそんなに毎日やるのは大変でしょう」

「君は?」

「僕はやっている。
やや血圧が高いけど、毎日走ることで血圧は下がっている」

「そうなんだよ」
  
彼は言います。
他人に言われてやることは、あまりうまく行かない、
自分で選ぶ必要がある、と。

「自分で選べるようになるのにはどんなサポートをしますか?」

「リアリティー、事実を用意して、それを相手の目の前に出す。
これをやるとどうなって、これをやめればどうなるか。
それを見せる」

「でも、自分が心筋梗塞を起こしても、
タバコをやめない、酒を飲み続ける、運動はしない。
そういう人もいるでしょう」

「その通りだ」

「そういうどきはどうするの?」

「自分で選べるのだということについて話す。」

「ふむ」

「遺伝だとかいろいろいうけど、
健康でいることは決して偶然ではなく、自分で選べる。
みんな、いまの自分の状態が、
自分の選択の結果だということに気づいていないんだ。
それについて理解すれば、行動は変わりうる」

「そうですね」

「加齢は止められない。
でも、今日を健康できることはできるんだ」
  
彼はとても情熱的でした。

いかに情熱をそこに持ち込むか。

きっとそれも大事なテーマなんですね。
  

Posted by itohco at 15:07

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.itoh.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/456