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2006年02月17日

プラットフォームは「場」

それは空間ではないようです。
 
itoh.com Newsに、「場」について書きました。

そこで、ここで清水先生の理論について、少し。

清水先生は、生命学とは言わず、「生命関係学」と呼びます。
それは、関係性というものの重要性を、充分認識したうえでのことです。

生命システムには、多様な複雑性と、
そこに自己組織される秩序があるというのが清水先生の考え方で、
この秩序は一義的なものではなく多義性に富んだものです。

では、秩序の多義性というものはどこからくるのか? 

先生は、生命の働きを、生成的、関係的にとらえない限り、
この問題は解けないと考えています。
関係性の重視です。

その粒子がたくさん集まったとき、
その状態によって、
グループとしてのさまざまな機能が出現してくるといいます。

もちろん粒子ごとに特定の機能というものはあるのですが、
グループとしての機能はそれら個々の機能の合計ではなくて、
全く別の新たな機能が出現してきます。

それはなぜか? 

多くの粒子がどのような状態になっているか、
また、それら粒子と粒子の間の関係性により、
いろいろな機能が出現する。

よって関係性というものが重要となる。

劇場で、役者が即興劇を演じる。
観客がそれを見ている。
そこには、照明装置や音響装置など劇場としてのシステムがある。

即興劇を演じる役者は、
あらかじめ劇場主、シナリオ作家、演出家から
必要な情報を与えられているが、
いったん幕が上がると、
あとはもう観客と一体になって、
その場の雰囲気で臨機応変に演じる。

それが即興劇だが、、
清水先生は『生命を捉えなおす』の中で、こう言っている。

「役者の演技は、大まかな筋という拘束条件のもとで、
大ざっぱに決められますが、
具体的には役者同士の演技の相互関係によって、
選択されたり、つくられたりしながら、劇を進行させていくのです。
その演技は、全体として一つの筋を生成的に自己組織しながら
展開していく必要があり、場違いな演技をすることはできません。」
『清水博が唱える「場の文化」』からの抜粋)

実はコーチングも、関係性がとても重要なのです。
ビジョンを創るにしても、
自分ひとりの未来を想い描いている限り、
生きたビジョンを構築することはできないものです。
そこに「関わり」がなければ。
 

Posted by itohco at 17:08

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