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2006年07月12日

場について

昨日は、清水博先生のお話を伺いました。


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およそ10年前にお会いしてお話を伺ったときとは、
また違った感動がありました。
私は本当に久しぶりに、
知的興奮と、知的感動を覚えました。

池谷先生の講演でも出てきましたが、
無意識の先行(自由意志に0.5秒ほど先行しておこる無意識)の話。
つまり、指を動かそうと思う前に、
指は0.5秒前に、無意識に動き出している、という話。

それから、居場所について。
二重生命(細胞として生きていて、
なおかつ、身体全体として生きているということ)で、
生きているということは、自分を表現するということだ。
そして、表現するキャンバスとしての「場」がある。


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とても全部を紹介できませんが、
コミュニケーションは、単に言葉と言葉、
意志と意志の交差ではなく、
実は、身体と身体、無意識と無意識の
コミュニケーションがそこにある。

そういうことは感覚的に理解していたつもりですが
論理的にそれが証明される過程は、やはり、圧巻です。

コーチングで言うなら、
単にコーチとクライアントの関係だけで
コミュニケーションが成り立つわけではなく、
各々は「場」の影響を受けているわけです。

その場そのものに働きかけない限り、
クライアントのパフォーマンスは変わらないのだろうと思います。

Posted by itohco at 17:10

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コメント

無意識が先に反応するということは、
人と会ったときに、考えるより先にその人の印象が決まったりして、うかつにもそれが表情に出る、ということかも知れませんね。

投稿者 DEJI : 2006年07月12日 18:53

自由意志はないっていうのが面白いですね。
じゃあ人って何によって動いているのか。
遺伝子のせい?
また是非第二弾を聴きたいです。

投稿者 五十嵐 : 2006年07月13日 06:45

いつもそこにいることが当たり前、ですから、『場』について考えたことがなかったです。『場』の影響を受けている、そして『場』に影響を与えられるようになろう、そう思いました。

投稿者 MYOSHI : 2006年07月13日 10:15

場とはまさに無意識を意識することなのかもしれないですね。けど、場を定義しすぎてはいけないと思っています。アフォードするだけでいい。働きかける、関係性をみるというのがある一つの視点なのだなと思いました。

投稿者 ちさ : 2006年07月13日 22:21

【場】って待っているだけではだめだったのですね。

みんなで作り出すもの。

ならば、自分から悪い場じゃなく良い場を\r
作りたい

と思いました。

投稿者 庵谷 : 2006年07月20日 17:35

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